
整理収納に関する似たような資格がたくさんありますが、全部国家試験ではないですし、一体何をとったらいいのでしょうか?
今は好きな著名な方がいてその方が整理収納アドバイザー2級講座をされていたので参加して取得した段階です。そして知り合いの紹介などで片付けを手伝っている程度ですが、依頼が多く、自宅サロンのようなことをして欲しいなど、需要が高いようなのできちんと仕事をするために1級は取ろうと思います。
しかし調べてみると、収納マイスター+整理収納インストラクターなどで自宅サロンをしている方もいるみたいですし、その他にも主宰や監修機関が異なる似たような資格がたくさん存在し、混乱しています。複数取っても意味のないようなものもありそうですが。
国家資格ではない資格とはこのようなものだと認識し、何となく一番有名で無難なのは『整理収納アドバイザー』という認識でいいのでしょうか?
補足:おそらく一番メジャーである整理収納アドバイザー1級取得という前提で、添付画像の中で明らかに無意味、無価値と思われる資格があれば併せて教えていただきたいです。
これはネットの質問サイトに
あった質問です。
整理収納に関する資格は
民間資格であり
認定主体が民間団体や企業であるため
似たような資格が
増えている現状があります。

今回の質問は
『整理収納の資格が多すぎて
どの資格を取ればいいのか迷う』
という趣旨の質問でした。
また、一番有名で無難なのは
『整理収納アドバイザーという認識で
いいのか』という質問でした。
回答します。
一番有名で、取得すべき整理収納の資格は
『整理収納アドバイザー』
です。
以下、根拠を説明していきます。

整理収納に関する資格、取るべきは『整理収納アドバイザー』
整理収納に関する資格で
取るべき資格は
『整理収納アドバイザー』です。
私たちがいるこの時代は
モノに溢れています。
豊かな生活を手に入れた一方で
モノとの付き合い方が
わからなくなり
モノが溢れ、ゴミが増え
片付けの仕方やモノとの関わり方が
わからなくなってしまっています。

一昔前はモノがあまりなかったため
整理収納についても
あまり意識しなくてもいい時代もありました。
しかし、今の時代は違います。
今の時代は
整理の仕方を学んだり
人に聞いたり、調べたりしなければ
整理収納の仕方や
片付いた状態を維持するのも
難しくなっています。

また、整理収納に関する
資格の人気が上がったのも
整理収納アドバイザーに
片付けを依頼する方が増えたのも
現代人は仕事や育児、
家事などで非常に忙しく
片付けに十分な時間を割けないことや
近年、大雨や地震などの災害が増え
非常時に必要なものがサッと取り出せたり
防災バッグなどを収納する場所や
何かあった時にスムーズに動けるように
整理の必要性を
多くの人が感じるようになったから
だと考えられます。

これらの様々な収納に関する
悩みを解決に導いてくれるのが
『整理収納アドバイザー』です。
整理収納の資格取得は『整理収納アドバイザー』一択である理由
整理収納アドバイザーの資格は
整理収納の基礎を学ぶことができます。
基礎というのは
知識やノウハウだけではありません。
モノと人との関係性や
なぜ散らかってしまうのか
なんのために片付けをするのかなど
自分自身の心の中と向き合い
理論的に整理収納を行なっていきます。

整理収納というのは
目の前にあるものを
箱や棚にしまっておくだけではありません。
なぜ散らかってしまうのか
必要なものなのか、そうではないのかなど
考えるところから始まります。
整理収納に関する全般的な知識と
リバウンドを起こさないように
人とモノとの関係から見直していく
そして
快適で暮らしやすい生活を実現するのが
『整理収納アドバイザー』です。

他の資格にも
それぞれのメリット・デメリットはありますが
クローゼットなど
場所に特化した資格だったり
間取りやインテリアから
整理収納を考える資格だったりして
それらの資格を先にとってしまうと
🙍全体像をうまく掴めない
🤦♀️応用が効かない
ということになりかねません。
まずは整理収納アドバイザーの
資格を取得し
応用として資格の幅を広げるときに
他の資格を検討するのが
いいと思います。

後述しますが
整理収納アドバイザーは
他の資格と比べ
認知度も群を抜いています。
認知度があると、
信頼性や権威性も上がります。
就職するにしても
フリーランスとして働くにしても
資格は持っている方が有利に
働くことがあります。
それが無名でどんな資格か
わからないようなものより
『整理収納アドバイザー』
という肩書きがあることで
お客さんや企業の面接官の心を射止める
きっかけにもなります。

なんとなく一番有名で無難なのは『整理収納アドバイザー』という認識でいいのか
間違いなく、整理収納系の資格で有名なのは
『整理収納アドバイザー』です。
質問者さんがスクショで出された
整理収納系の資格をみると
聞いたことのあるような資格もあれば、
初めて聞くような資格も並んでいます。
今や気になることは
ネットで調べる時代ですが
整理収納アドバイザーは
月間14,800件検索されています。
ライフオーガナイザーの
月間検索数は1,300件
住宅収納スペシャリストに関しては
月間検索数は140件です。
整理収納アドバイザーがいかに
有名で認知度の高い資格なのかが伺えます。

また、整理収納アドバイザーの資格は
有名人や芸能人が資格を取ったことを
テレビなどで公言することで
認知度のアップにつながっています。
整理収納アドバイザーとしての有名人には
渡辺美奈代さん、鈴木亜美さん
収納王子コジマジックさんがいます。
整理収納の資格は複数とっても意味のないようなものもあるのか?
整理収納の資格は複数とっても
意味が『ない』とは
単純には言い切れません。
それは
似ている資格と言っても
内容が若干異なるからです。

例えば、
整理収納アドバイザーは
整理収納について全般的に
学ぶことができますが、
収納マイスターは
『整理収納アドバイザー』に比べ
さらに収納に特化したことを学べます。
もちろん資格の内容として
被る部分もありますが
収納マイスターで学べる
隠す収納、見せる収納、吊り下げ収納など
さまざまな収納方法は
この資格に特有なものです。

また、
定規の選び方や収納場所の測り方は、
収納マイスターだからこそ
学ぶことができます。
整理収納アドバイザーの資格にプラスして
他の資格がある方が
有利になりそうな場合や
「いろんな資格を持っててこの人すごそう」など
権威性が優位に働きそうな場合などは
複数の資格を持っていることが
優位になる可能性はあります。

資格取得にかかる値段や
ご自身の価値観なども合わせて検討すると
よりあなたにしっくりとくる
資格に巡り合えると思います。
明らかに無意味、無価値と思われる資格があれば教えて。
質問者さんにとって
整理収納に関わらない資格は
無意味・無価値な資格に相当します。
質問者さんが整理収納の資格に
興味を持たれたきっかけは
『片付けを手伝っていること』や
『依頼の多さを体感している』
ということですので
整理収納に関する資格には意味があっても
それ以外の資格には意味がありません。

どういうことかというと、
子どもに片づけを教えるための
資格である『整理収納教育士』や
新築・リフォームをご希望のお客様に
収納の提案をする
『住宅収納スペシャリスト』
などは
整理収納に直接的な関係はないので
質問者様にとっては
無意味・無価値な資格になる可能性があります。
ご自身が今後
どのように仕事をしていきたいのかを踏まえ
取る資格を検討する必要があります。